日本武尊(やまとたけるのみこと)の皇子で讃岐を治めていたとされる「讃留霊王(さるれお)」の民話を舞台化した「讃岐古事記 SARUREO」が6月1日、香川県高松市のサンポートホール高松大ホールで開かれる。アーツフェスタたかまつ2025のオープニング事業。


本番に向け練習に汗を流す出演者=高松市、サンポートホール高松

本番に向け練習に汗を流す出演者=高松市、サンポートホール高松


 市芸術団体協議会(会長・島田博美)が主管し、同協議会所属で県内を拠点に活動する芸術団体23団体約200人が出演する。
 ステージは2部構成。1部は、同協議会の全7部門がパフォーマンスを繰り広げる「ウェルカムステージ」。クラシックバレエ、演劇、日本舞踊、和太鼓など、それぞれのジャンルで研さんを積んできた演者が、来場者を舞台芸術の世界へいざなう。
 2部で「SARUREO」を上演。讃岐の民のために悪魚と闘った讃留霊王をダイナミックに、そして優雅に表現。衣装は吉田愛服飾専門学校の生徒が創作するなど、市民らの手づくりのステージが楽しめる。
 また、会場のロビーでは、市民らから応募のあったSARUREOや瀬戸内海のイメージ作品や写真など約40点を展示。同協議会は「総勢200人のメンバーが総力を挙げて出演する。和洋折衷の豪華な舞台を楽しんでほしい」としている。
 入場料は一般2千円ほか。問い合わせは山本、電話090-1576-6680。

(四国新聞・2025/05/29掲載)



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