ニュース NEW
心温まる名作に触れて 来月10日 劇団四季「赤毛のアン」高松公演
劇団四季のミュージカル「赤毛のアン」(四国新聞社など主催)が7月10日、香川県高松市玉藻町のレクザムホールで開かれる。3月から始まった全国ツアーの一環。前向きに明るく生きる少女アンの姿を心温まるミュージカルで描き出す。
舞台は19世紀末のカナダ東部のプリンス・エドワード島。孤児院を出て農場の老きょうだいに引き取られた11歳のアンは、豊かな想像力で周囲を魅了し、友人らとの出会いを経て成長していく。しかし、そんなアンに大きな試練が訪れる…。
昨年、生誕150周年を迎えたカナダのルーシー・M・モンゴメリーの小説が原作で、時代を超えて世界で読み継がれている。米国で出版された当時もアンの生き方や自由奔放なキャラクターが女性読者の支持を得てベストセラーになったという。
劇団四季のミュージカルは浅利慶太の演出によって1980年に東京で初演。魅力的な音楽やダンス、英国製のクラシカルな衣装で親しまれ、上演回数は710回を超えている。
劇団四季は「人生と向き合いつつ、個性を開花させる少女を描き、生きる喜びを教えてくれる名作にぜひ触れてほしい」としている。
大ホールで午後6時半開演。入場料はS席1万円、A席8千円(全席指定)。劇団四季全国営業部、電話0570-008-110。
(四国新聞・2025/06/05掲載)