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ベース藤原さん 歌手河西さん ジャンルの垣根越えて あす高松市美術館エントランスホール
国際的に活躍するベーシストの藤原清登さん（高松市）と歌手の河西那都さん（同）のユニット「NOODLE CRAZY MONKEY」のコンサートが14日、同市紺屋町の市美術館エントランスホールで開かれる。コントラバスと歌声のみで幅広いレパートリーを奏で、2人独自の音楽空間をつくり出す。
演奏する藤原さん（右）と河西さん
藤原さんは米国のジュリアード音楽院を卒業し、約30年にわたって米ニューヨークを拠点に活動。2020年からは古里・高松市に拠点を置き、後進の育成にも力を注ぐ。河西さんはジャズクラブのオーナーを務める傍ら、音楽イベントや学校公演にも出演するなど地元の音楽発展に精力的に取り組んでいる。ユニットは感性の似た2人で自由なジャズの魅力を伝えようと昨年結成。今後全国で活動していくという。
プログラムはジャズの定番曲だけでなく、ローリング・ストーンズのロックナンバーや、「アメージング・グレイス」など10曲以上を予定。藤原さんは「ジャンルの垣根を越えて私たちの表現に共感してもらえたら」と語る。
4月には自身主催の「高松国際ジャズ音楽祭」を成功裏に終えた藤原さん。「ジャズの固定概念を振り払って楽しんでもらえたと思う。今後も地道に活動して香川にジャズ文化を根付かせたい」と話している。
今回の「美術館のNOODLE CRAZY MONKEY」は市美術館のエントランスホール活用事業の一環。午後6時開演。入場料は2千円、高校生以下無料。問い合わせは藤原さん、電話090-4533-0728。
（四国新聞・2025/06/13掲載）