しょうゆやオリーブ製品の製造・販売を手がけるヤマサン醤油(しょうゆ)(香川県小豆郡小豆島町馬木)は、これまで秋から冬に限定されていたオリーブの新漬けの販売を通年に拡大する。温度管理の徹底や小まめな塩水の交換で品質を保てることが確認できたため全国で初めて実施に踏み切った。同社は「小豆島らしい味覚を季節を問わずに味わってもらえれば、観光活性化にもつながるはず」とアピールしている。



 通常の新漬けの賞味期限は、製造から3カ月程度。春先や夏に同社の売店を訪れた観光客らから「新漬けを食べたかった」などの声が定期的に寄せられることを受け、昨秋から通年販売への取り組みに着手。しょうゆ製造で培った温度管理などのノウハウを生かし製造と試食を繰り返した。
 使用する果実は、採油と新漬けの兼用種「ミッション」。新漬けに最も多く使われる「マンザニロ」より実が堅く、長期保存に向くことから選定した。10月に収穫してすぐの果実のうち、傷が一切ない最高品質のものだけを厳選し、通常の2倍近い7~10日かけてあく抜き。濃度3%の塩水に漬け込んで5~7度で冷蔵保存し、定期的に塩水を入れ替えることで高品質を保っている。
 秋の収穫時期までの2026年分として、300キロ程度を準備。2月から手作業で春用の商品の瓶詰め作業が本格化している。新漬けは1瓶90グラム入りで999円。同社の売店、オンラインショップで購入できる。問い合わせはヤマサン醤油〈0879-82-1014〉。

(四国新聞・2026/02/28掲載)


【公式】小豆島 ヤマサン醤油



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