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出土品にみる古代ロマン 高松・22日まで 相作馬塚古墳(高松)など紹介
2025年に高松市の有形文化財に指定された相作馬塚(あいさこうまづか)古墳(香川県高松市鶴市町)と、周辺の古墳に焦点を当てた企画展「武人の眠る墓」が、同市牟礼町の市石の民俗資料館で開かれている。出土品の甲冑(かっちゅう)や武具などが並び、古代ロマンに浸ることができる。22日まで。
相作馬塚古墳は、5世紀末(古墳時代中期)に築かれた全長20メートル超の造出(つくりだし)付円墳または帆立貝形古墳。盗掘被害に遭っておらず、副葬品が埋葬時の位置を保った状態で見つかった。
企画展は地域の歴史に関心を持ってもらおうと開催。今岡古墳(高松市鬼無町)や津頭東古墳(綾川町)など県内五つの古墳の出土品約120点が並んでいる。
会場で目を引くのは、相作馬塚古墳で見つかった甲冑。主に鉄の板を鋲(びょう)でつないで作られ、野球帽のようなつば付きの兜(かぶと)とセットで展示されている。良好な状態で残っており、当時の武人の姿や技術力の高さがうかがえる。長さ約1メートルの重厚感あふれる「大刀(たち)」も見どころ。担当学芸員は「武具が多く埋葬されていることから、被葬者は武力を備えた地域の有力者であると考えられる」と説明する。
また、女木島の女木丸山古墳で見つかった「金製垂飾付耳飾(きんせいすいしょくつきみみかざり)」は、5世紀に百済で作られ、ハート型の装飾が特徴。国内では数例しか見つかっておらず、被葬者は百済や渡来人と密接な関係を持った人物と推測できるという。
15日午後1時半から展示解説。入場料は一般300円ほか。問い合わせは高松市石の民俗資料館、電話087-845-8484。
(四国新聞・2026/03/12掲載)

