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四国こんぴら歌舞伎大芝居 来月10~26日 唯一無二の臨場感
第39回四国こんぴら歌舞伎大芝居(琴平町、同大芝居推進協議会主催、四国新聞社など後援)が4月10~26日の17日間(16日休演)、国指定重要文化財の旧金毘羅大芝居・金丸座(香川県仲多度郡琴平町)で開かれる。今公演は、10回目のお目見えとなる中村雀右衛門さんをはじめ、尾上松緑さん、坂東巳之助さん、坂東新悟さん、坂東亀蔵さんら豪華俳優陣が出演する。映画「国宝」の大ヒットで歌舞伎人気が高まる中、国宝ゆかりの演目も上演。讃岐路の春の風物詩が間もなく幕を開ける。
子ども木戸芸者が復活 9日、恒例「お練り」
公演は各日午前、午後の2部制で、計32公演。午前11時開演の第一部は、近松門左衛門作の義太夫狂言「傾城反魂香(けいせいはんごんこう) 土佐将監閑居(とさしょうげんかんきょ)の場」で幕開け。浮世又平を坂東巳之助さん、女房おとくを坂東新悟さんが演じる。「身替(みがわり)座禅」はユーモアたっぷりの舞踊劇で、大名の山蔭(やまかげ)右京を尾上松緑さんが演じる。
午後3時開演の第二部の始まりは、大化の改新を素材にした作品「妹背山(いもせやま)婦女(おんな)庭訓(ていきん) 三笠山御殿」。杉酒屋娘お三輪を中村雀右衛門さん、漁師鱶七(ふかしち)を松緑さんが演じる。映画「国宝」で注目を集めた舞踊の名作「鷺娘(さぎむすめ)」では、鷺の精を新悟さんが熱演する。
一座は開演前日の4月9日、金刀比羅宮での成功祈願祭の後、恒例の「お練り」を行う。石段の1段目前から人力車に乗った役者陣が出発し、町内を巡って町民や歌舞伎ファンに顔見せをする。
公演中は、ボランティアも盛り上げに協力。町商工会青年部が舞台装置を手助けするほか、かすりの着物姿の「お茶子さん」は会場案内や売店補助を担う。地元小学生らも7年ぶりに、観覧客を呼び込む木戸芸者にふんして盛り上げる。
千秋楽の同26日は、開演前に役者らによる「三味線餅つき」を予定。公演観覧者に数量限定で餅が振る舞われる。
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入場券の一般発売は4月24日まで松竹(電話、専用サイト)、同25日以降は町役場の事務局で取り扱う。A席1万6千円、B席1万2千円、特別席2万円。問い合わせは事務局〈0877-75-6714〉。
(四国新聞・2026/03/14掲載)

