新緑の季節を迎えた小豆島の寒霞渓で、島の一部の地域だけに自生する希少植物「ショウドシマレンギョウ」が見頃を迎えている。四望頂(しぼうちょう)展望台周辺の遊歩道沿いなどで、直径2~3センチのかれんな黄色い花が、若葉とともに風に揺れ、訪れた観光客や地元住民らに癒やしを与えている。


黄色くかれんな花を咲かせたショウドシマレンギョウ=香川県小豆郡小豆島町、寒霞渓

黄色くかれんな花を咲かせたショウドシマレンギョウ=香川県小豆郡小豆島町、寒霞渓


 ショウドシマレンギョウはモクセイ科の落葉低木で、葉が出るのと同じ時期に、緑色を帯びた黄色く小ぶりな花を咲かせる。岡山県などに自生するヤマトレンギョウの変種が小豆島で独自の進化を遂げたとされ、1973年に新種に認定された。現在は県のレッドデータブックで絶滅危惧Ⅱ類に指定されている。
 「寒霞渓ロープウェイ」の運行会社によると、今年は例年並みの今月16日ごろに咲き始めた。日中の気温が高めで推移したこともあり、19日には八分咲き程度となっている。
 家族5人で訪れていた京都府長岡京市の小学2年東凪さん(7)は「葉っぱがくるくるしていて、花びらの形も面白い」とにっこり。母親の繭子さん(39)は「下向きに咲いている花から優しさ、かわいらしさを感じる」と話していた。
 花は今月下旬まで楽しめるという。

(四国新聞・2026/04/21掲載)



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