香川県高松市飯田町の岩田神社でフジの花が見頃を迎えている。淡い紫色の花が涼やかに境内を彩り、初夏のすがすがしい趣を漂わせている。見頃は26日ごろまで。


境内を薄紫色に彩る孔雀藤=香川県高松市飯田町、岩田神社

境内を薄紫色に彩る孔雀藤=香川県高松市飯田町、岩田神社


 同神社のフジは樹齢850~900年ほどで、1971年に県の自然記念物に指定された。1本の幹からフジ棚いっぱいに枝を広げた雄大さから「孔雀(くじゃく)藤」と呼ばれて親しまれている。
 今年は例年より1週間ほど開花が遅く、現在八分咲き。訪れた人たちは境内をゆっくりと散策し、薄紫色のカーテンのようにフジ棚から房が垂れ下がる様子を写真に収めるなどして春のひとときを満喫している。
 同神社では30日まで恒例の藤まつりを開催。25、26日には生け花展や音楽ライブがある。午後7時から同9時まではライトアップを行い、柔らかな光に照らされた薄紫色の花が幻想的な雰囲気を演出する。フジの花が描かれた限定デザインの御朱印も用意している。
 孔雀藤は樹勢の衰えが懸念されており、地元の弦打校区コミュニティ協議会が接ぎ木を行い、2015年に地区内の小学校や公園などに植樹。地域ぐるみで子孫育成に取り組んでいる。

(四国新聞・2026/04/22掲載)



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