国内外の夜景や都市風景の写真で知られる藤村大介(55)=香川県仲多度郡琴平町出身=の個展が高松市中野町の珈笛画廊ほのほで開かれている。「多重露光」という技法で異なる時間を融合させた不思議な風景を写し出している。30日まで。


「写真表現の新しい挑戦を見に来て」と話す藤村=香川県高松市中野町

「写真表現の新しい挑戦を見に来て」と話す藤村=香川県高松市中野町


 藤村は坂出高校出身。東京の専門学校に進学し、24歳からカメラマンとして活動を開始した。今までに訪れた国は約40カ国、500都市以上に及ぶ。
 「シン・フウケイ」と題した今展は、一枚の写真の中で何度もシャッターを切る「多重露光」を用いたモノクロ作品など約30点を展示している。このうち今展のメインビジュアルになっている作品は、冬の北海道の海をテーマに、特殊なフィルターと多重露光を用いて撮影。岩にぶつかりしぶきを上げる波と、糸のように滑らかに捉えた水流の対比を楽しむことができる。
 多くの人が行き交うスクランブル交差点と、そこに進入する車を一枚の画面に収めた作品も。ユニークな発想で、現実を超えた写真表現の可能性に触れることができる。
 このほか、与島など県内の風景を捉えた作品やニューヨークの夜景を切り取った迫力ある作品も並んでいる。
 藤村は「写真という2次元の世界で4次元の時間を表現した、新しい挑戦を見に来てほしい」と話した。
 問い合わせは同会場、電話087-833-2308。

(四国新聞・2026/04/23掲載)


珈笛画廊ほのほ



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