JR丸亀駅北口前に、曜日や時間帯によって店主が入れ替わるシェアキッチン「ChoiMise(チョイミセ)」(香川県丸亀市福島町)が登場し、注目を集めている。現在、クラフトビールやシフォンケーキ、自家焙煎(ばいせん)コーヒーなど、多様な店舗が交代で出店し、駅北口に新たな人の流れやにぎわいを生み出す拠点となりつつある。


曜日や時間帯によって店主が入れ替わるシェアキッチン「ChoiMise(チョイミセ)」=香川県丸亀市福島町

曜日や時間帯によって店主が入れ替わるシェアキッチン「ChoiMise(チョイミセ)」=香川県丸亀市福島町


 5月のある土曜日。この日は丸亀沖の本島に醸造所を構える「KYUFUKU BEER STAND」が出店していた。県産イチゴ「さぬきひめ」を使用したビールなどをそろえ、昼間から常連客らが次々と訪れ、お気に入りの一杯を楽しんでいた。夫婦で店を営む久保田真凡(まなみ)さん(42)は「醸造がメインなので毎日店を出すのは難しいが、週に1度でも出店できる場所があるのはありがたい。駅前という立地で、普段は島まで来られない人にも本島の味を知ってもらえるのがうれしい」と話していた。


来店客と談笑する久保田さん(右)

来店客と談笑する久保田さん(右)


 チョイミセを手がけるのは、地元のコスモ不動産(同市中府町)。同社が昨年物件を取得し、リノベーションを行った。野津靖生社長は「駅の南側は新しい店舗が増える一方、北側は長年寂しく見えていた。1店舗だけに貸すのでは面白くないと思い、シェアキッチンを思い付いた。この場所から丸亀を盛り上げたい」と語る。
 今月はKYUFUKU BEER STANDのほか、刺し身などの海鮮料理、ストリートファッション、スパイスカレー、自家焙煎のコーヒー、ラーメンやおでんなどをそれぞれ提供する計8店舗が出店。低リスクで出店できる仕組みから「スタートアップやテストマーケティングに最適」として、飲食店の開業を目指す人からの問い合わせもあるという。
 4月からは日曜日を「チャレンジ枠」とし、固定店舗を設けず、初出店者や経験の浅い人を優先的に受け入れている。また、今月28日午後4時からは、大手前丸亀高校の生徒と市内のシフォンケーキ専門店がコラボレーションした店舗が登場。生徒たちが実際に店頭に立ち、オリジナルメニューの販売を予定している。
 出店スケジュールはチョイミセのインスタグラム〈choimise_cosmo〉で紹介している。

(四国新聞・2026/05/27掲載)


ChoiMise(Instagram)



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