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ハンセン病の子ども描く ミュージカル「希望の砦」 マグダレーナ、来月5日 大島青松園で理解深め
香川県高松市を拠点に活動する劇団マグダレーナ(大西恵代表)が7月5日、同市のサンポートホール高松小ホールで、ハンセン病をテーマにしたミュージカル「希望の砦(とりで)」を上演する。ハンセン病に感染した子どもたちを主人公に、差別と偏見に翻弄された人生を、過去と現在を交錯させながら描く。
物語の舞台は香川。山奥の一軒家でひっそりと暮らす老人たちを、一人の記者が訪ねてくる場面から始まる。その家は60年前、ハンセン病の隔離所から抜け出してきた子どもたちが、自由を求めて築いた「希望の砦」だった―。
脚本・演出を手がける大西は、これまでにも何度かハンセン病を舞台化したことはあるが、子どもを主軸にしたのは初めて。「ドキュメンタリーなどを見て患者は大人というイメージを持ちがちだが、多くの人が子ども時代に感染して隔離されてきた。その実態や歴史を市民や子どもたちに伝えていかないといけないと思った」。物語は、元患者の話や手記を一つ一つ拾って紡いでいったという。
子ども役を演じるのは、同劇団が指導する「子どものための演劇教室」所属の約20人。演じるに当たっては国立療養所大島青松園(同市庵治町)を訪問し、入所者から島での暮らしや当時の気持ちを聞いてきた。
未婚で出産する少女役に挑む高校3年生、川添梨歩さん(17)は「入所者の話で病気に対する理解が深まった。どんな病気だったのか、どんな思いで生きてきたのか、正確に伝えられるように頑張りたい」と意気込む。
アーツフェスタたかまつ2026の主催事業。午後1時と同5時開演の2回公演。入場料は一般3千円(前売り2500円)ほか。問い合わせは劇団マグダレーナ、電話090-7621-9503。
(四国新聞・2026/06/18掲載)

