戦前まで嫁ぎ先の隣近所に配られていた「嫁入人形」など、高松の土人形を紹介する企画展が、香川県高松市香南町の香南歴史民俗郷土館で開かれている。高松張り子の第一人者として知られる故宮内フサさんをはじめ、江戸~平成時代の郷土玩具作家らが手がけた作品約170点を展示している。7月20日まで。


「嫁入人形」など、高松の土人形を紹介する企画展=香川県高松市香南町、香南歴史民俗郷土館

「嫁入人形」など、高松の土人形を紹介する企画展=香川県高松市香南町、香南歴史民俗郷土館


 嫁入人形は、嫁入り道具と共に持参し、花嫁を見に押しかけた近所の子どもたちに配ったとされる人形。戦後には廃れてしまった高松の風習を市民らに知ってもらうとともに、人形の魅力に触れてもらおうと、讃岐郷土玩具館(同市)の協力を得て開催した。
 会場では、宮内さんをはじめ、宮内さんの父・梶川政吉さん、郷土玩具の研究・復刻に取り組んだ県伝統工芸士の大崎豊五郎さんらの作品を紹介。犬がタイを抱えた「狆鯛(ちんたい)」、タイにまたがるえびす様を表現した「鯛乗り戎(えびす)」など、縁起物をモチーフに、鮮やかに彩色された人形がずらりと並び、一つ一つ異なる表情を楽しめる。宮内さんが101歳で制作した「つまみ人形」も紹介している。
 開館時間は午前9時から午後5時まで。月曜休館(7月20日は開館)。観覧無料。問い合わせは同館〈087-879-0717〉。

(四国新聞・2026/06/24掲載)



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