アジサイふわり、香る御朱印登場 雲辺寺、開花時期合わせ
アジサイが平地より約1カ月遅く見頃を迎える四国霊場66番札所・雲辺寺(徳島県三好市)は、開花時期に合わせて、特殊な和紙を花の香りで染めた「香る御朱印」の授与を始めた。四国では初めてとしており、「香りで参拝の記憶を残す特別な御朱印」としてアピールしている。
仏具製造の一(いち)(さぬき市)と連携して制作した。使っている和紙は平安時代にあったとされる「千年香紙」。防虫作用がある木の実「丁子(ちょうじ)」で染めた「香紙切」を基に、独自のノウハウで高濃度の花の香りが漂うようにした。御朱印帳などに挟んでおけば香りが1年以上持続するという。
青やピンクなど5種類を用意し、淵川祐胤住職が一枚一枚手書きしている。30日まではアジサイを連想させるみずみずしい香りのものを頒布しており、7月1~15日には初夏の華やかな花の香りのするものに切り替える。1枚千円。
一の岩佐一史社長は「嗅覚は記憶や感情と深く結び付いている。御朱印帳を開いた時に、香りとともに思い出がよみがえることを願って作った」と話している。
問い合わせは雲辺寺〈0883-74-0066〉。
(四国新聞・2026/06/28掲載)

