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金剛峯寺、ふすま絵の原点 日本画家・福王寺が個展 高松 幻想的風景など25点
香川県坂出市櫃石にアトリエを持ち、幻想的な風景画で知られる日本画家・福王寺一彦の個展が、同高松市内町の高松三越美術画廊で開かれている。福王寺は2023、24年、高野山金剛峯寺(和歌山県)に計16枚のふすま絵を奉納。今展では、その題材となった作品を中心に約25点紹介している。20日まで。
「月星花・三日月山桜」は、モノトーンの画面に淡く光を放つ三日月と枝に止まる青い鳥を描いた。背景のグラデーションはグレーと黒を繊細に塗り重ね、重厚感を表現。星のようにちりばめられた花は桜がモチーフとなっており、静かな情景が広がっている。
縦約180センチ、横約360センチのびょうぶに金箔(きんぱく)を貼り、朝日や三日月を描いた大作も。リアリティーさを抑え、花や葉を抽象的に描き、日本画の新たな魅力を演出している。
会期中は午後2時(土曜は同1時)から在廊。公開制作もあり、福王寺の筆遣いを間近で見ることができる。福王寺は「この会場で高野山の雰囲気を味わってほしい」と来場を呼びかけている。
18日午後2時からギャラリートークを開催。問い合わせは高松三越美術画廊、電話087-825-0738。
(四国新聞・2026/07/16掲載)

