リクルート(東京)の調査・研究機関が行った2025年度の観光国内宿泊旅行調査で、香川県が2年連続で総合満足度1位に輝いた。讃岐うどんなど地域特有の食文化に加えて、3年ぶりに開催された瀬戸内国際芸術祭、新たなにぎわい拠点として誕生したあなぶきアリーナ香川などが“連覇”に寄与したようだ。



 調査は「じゃらんリサーチセンター」が4月に行い、25年度に国内で宿泊旅行を行った1万5548人から回答を得た。現在の調査手法となった23年度以降、2年連続で総合満足度1位となった自治体は初めて。
 旅行の評価について「とても満足」「やや満足」を合計した総合満足度をみると、香川は89・2%でトップとなった。2位が長崎県の88・7%、3位は岐阜県の88・5%。全国平均は84・2%だった。
 テーマ別設問のうち、香川が上位となった設問は「地元ならではのおいしい食べ物があった」が78・6%で、石川県(79・6%)に次ぐ2位。讃岐うどんを評価する声がほとんどで、同センターは「単なる食事としてでなく、うどん屋巡りなどの体験がブランドになっている」と分析。このほか「魅力のある特産品や土産物があった」は63・7%で5位に入った。
 「大人が楽しめるスポットや施設・体験があった」も10位(52・7%)にランクイン。瀬戸芸のアート作品や島巡りのほか、人気アーティストのライブなどでにぎわう高松市サンポートのあなぶきアリーナ香川への高評価も目立った。
 香川への1回当たりの宿泊旅行費用は5万8500円で全国平均(6万5700円)を下回り、比較的リーズナブルに旅行を楽しめることも魅力のようだ。同センターは「讃岐うどんを中心にアートや景観、アリーナといった新たな都市型スポット体験も旅行者の満足要素となった。複合的な価値の高さにリーズナブルな費用も合わさり、高い満足度につながったのでは」と指摘している。

(四国新聞・2026/09/08掲載)


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