「丸亀」の字、お城に変身　城内でプラモ発売　売り上げの一部、石垣復旧に　ふるさと納税返礼品も

　地名の漢字の形をしたパーツを組み立てると、その土地を代表する名所の模型が完成するご当地プラモデル「ゴトプラ」に丸亀城が登場し、11日に城内の観光案内所で販売が始まった。売り上げの一部は丸亀城の崩落した石垣の復旧事業に充てられる。

漢字の「丸亀」を組み立てると丸亀城のプラモデルが完成する「ゴトプラ丸亀城」

　ゴトプラは、玩具の企画・デザイン会社「プレックス」（東京）が手掛け、東京の文字から東京タワーが出来上がる商品のほか、「大阪／大阪城」や「富士山／富士山」を発売。斬新なアイデアが観光客らに好評を博しているという。

　第4弾の「ゴトプラ丸亀城」は、市が石垣復旧事業の情報発信にうってつけの素材と目を付け、商品化に至った。丸亀城まで足を運んでもらうきっかけにするため、城内の観光案内所での限定販売とした。

　パーツを切り離す前の枠の状態は「丸亀」の文字が浮かび上がるように見え、これを組み立てると、焼失した櫓（やぐら）を復元したイメージの丸亀城が姿を現す。大きさは高さ4・5センチ、幅9センチ、奥行き6・8センチ。価格は1100円。緑色の通常バージョンと、普段は白色で暗い所では緑色にぼんやり光る蓄光バージョンの2種類ある。ふるさと納税の返礼品にも採用し、5000円の寄付で限定ボックス入りの2種類セットが手に入る。

　市は「多くの人に丸亀城を訪れ、お土産として購入してもらうとともに、城の魅力を知ってもらう一助になれば」としている。

　イベントでの販売も予定しており、13～15日は高松空港の「四国空市場（YOSORA）」前の丸亀コーナーで取り扱う。

（四国新聞・2019/12/12掲載）

丸亀城

丸亀城