主役“チュウ”目して　しろとり動物園　干支引き継ぎ式

　来年も夢中（ムチュウ）な1年に―。香川家東かがわ市松原のしろとり動物園で28日、恒例の干支（えと）の引き継ぎ式があった。約70人の来園者が見守ったステージ上で、亥（い）年のイノシシから子（ね）年のネズミへ「園の主役」の座がバトンタッチされた。

---

---

　式にはイノシシのボイ（雄・生後4カ月）と、ネズミを代表してカピバラのナッツ（雌・生後6カ月）が、それぞれイノシシ、ネズミの着ぐるみをまとった飼育員と一緒に参加した。

　まずはイノシシ役の藤井佑子さん（25）が今年を総括。令和元年に多くの動物が誕生したことや、7月に21年ぶりにキリンが仲間に加わったことなどに触れ「猪突（ちょとつ）猛進のような勢いで、何事にも全力で挑戦できた1年」と振り返った。

　続いてネズミ役の早川麗斗さん（20）がナッツとともに登場し、「夢中」と「注目」の二つの「チュウ」を強調しながら「より多くの人が夢中になり、注目してもらえる動物園にしていく」と宣言。「私が主役です」と書かれたたすきを“イノシシ”から受け取った。

　式を見守った高松市の十河小4年、安富圭吾君（9）は「来年の干支を見れて新しい年が楽しみになった。今年以上に家族みんなが楽しい1年にしたい」と笑顔を見せていた。

　しろとり動物園は年中無休で、営業時間は9：00～17：00（31日は16：00閉園、1月1日は10：00開園）。問い合わせはしろとり動物園、電話0879-25-0998。

（四国新聞・2019/12/29掲載）

---

しろとり動物園

しろとり動物園

---

---

---