瀬戸内をテーマに、香川県と東京芸術大が連携した美術展「海は人を愛する『ひと⇄うみ』展」が、香川県高松市庵治町の「香川大学 芸術未来研究場せとうち」で開かれている。第一線で活躍するアーティストと県内の中高生らが同町を拠点に制作。独創的なアートを通じて人と海の関係性を浮かび上がらせている。11月10日まで。


 飼い主のいない保護猫や地域猫を撮影する香川県小豆郡小豆島町古江の写真家shintarrowさん(本名・吉川慎太郎)=46歳=の作品展が同町田浦の二十四の瞳映画村のギャラリー「KUROgO」で開かれている。小豆島で暮らすネコの表情や仕草を間近で捉えた写真を掛け軸に仕立て、たくましく生きる命の輝きを伝えている。12月1日まで。


 香川県丸亀市綾歌町出身の美術家・工藤政秀(横浜市在住)の個展「物語を編む」が、まんのう町中通のことなみ未来館アートエコーギャラリーで開かれている。作家自身の記憶から生み出された平面と木彫作品38点がノスタルジックな空間を生み出している。11月3日まで。


 香川県綾歌郡宇多津町の特産品・古代米を使用したクラフトビール「UTAZU BEER(宇多津ビール)」が完成した。豊かな香りとすっきりとした飲み口が特徴で、町内の飲食店などで提供を始めた。製造者は「宇多津を知り、訪ねてもらうきっかけとなるようなまちのPRツールにしたい」と意気込んでいる。


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