豊稔池堰堤(えんてい)から約2キロ。山里にたたずむ古刹(こさつ)では、寒空を突くイチョウの黄葉が風雨で散り進む。約20本あるモミジの色づきは例年に比べ遅く、ピークは20日過ぎになりそう。19日には「もみじ祭り」が4年ぶりに開かれ、茶席や琴の演奏を楽しめる。(16日撮影)


 テキスタイルデザイナーの須藤玲子さん(70)=茨城県出身=の作品を集めた企画展「須藤玲子:NUNOの布づくり」が、香川県丸亀市浜町の市猪熊弦一郎現代美術館で開かれている。思いがけない素材を使ったり、伝統的な職人技と最新の工業技術を組み合わせたりして織りなした現代のテキスタイル(生地)の数々を展示。工場での制作過程なども紹介しており、来館者の注目を集めている。


 高松一高音楽科を卒業したフルート奏者でつくる四重奏団「うどんフルートカルテット」のコンサートが19日、香川県高松市の栗林公園商工奨励館ホールで開かれる。4回目となる今回は、ゲストにピッコロの名手として知られる大久保成美さん(観音寺市出身)を迎え、木管楽器の多彩な音色を古里に響かせる。


 「ゆうゆうロード」として親しまれている市道両脇にある80本ほどのイチョウが、鮮やかさを増している。近くにそびえるのは、国内3番目の高さを誇る総本山善通寺の五重塔。弘法大師空海の誕生1250年を迎え、参拝とともに秋らしい景色を楽しめる。(15日撮影)


関連情報