香川県坂出市王越町の寺院・慈雲院(川井英昭住職)境内で、ピンク色の花を付けたフジの木が見頃を迎えている。緑の山々の中に映える色鮮やかな花が、参拝客らの目を楽しませている。


 新型コロナウイルスの感染拡大を受けて休止していた高松空港(香川県高松市香南町)の「うどんだしの出る蛇口」が20日、3年ぶりに再開した。観光客らが早速試し、温かいだしが出ると歓声を上げていた。連日午前9時から午後5時まで、数量限定で提供する。


 丸亀、坂出両市にまたがる飯野山(讃岐富士)で22日から「讃岐富士マウンテンウイーク」が始まる。標高の422メートルにちなみ、4月22日が「讃岐富士の日」に制定されており、22日は山開き式(里山まつり)を開いて登山口3カ所で記念の缶バッジを限定422個配布する。28日までのウイーク期間中、両市内の飲食店やホテルなどが協賛キャンペーンを展開する。


 香川県三豊市財田町の萬福寺(金山俊弘住職)の境内にあるフジ棚で、薄紫色の花房がカーテンのように垂れ下がり、訪れる人の目を楽しませている。フジの開花時期は年々早まっていて今月上旬から一気に咲き進み、昨年より約1週間早く満開となった。見頃は今週末までという。


 香川県仲多度郡琴平町出身の画家でマルチな才能を発揮した和田邦坊(1899~1992年)が、昭和40年代にデザインした張り子人形「おとぼけ人形」を高松市の企業が復刻した。当時、香川を代表する土産品にしようと企画されたが、量産がかなわず一般販売は頓挫。今春、幻ともいえる作品が県の伝統工芸士2人の手作業でよみがえり、愛きょうのある人形の表情が話題を呼びそうだ。


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