瀬戸内国際芸術祭実行委員会は30日、夏会期(8月5日~9月4日)の会場の一つ・大島(香川県高松市)について、作品の公開を8月15日に延期すると発表した。新型コロナウイルスの感染が急拡大する中、島内にある国立療養所・大島青松園の高齢入所者への影響を配慮した。


 フランス人現代美術作家のオスカー・ロベラスさん(62)が手がけたインスタレーションなどの作品展が30日、香川県坂出市寿町の市民美術館で始まる。29日には内覧会があり、ロベラスさんが作品を紹介。「作品に込めた自然の力を感じ、人と共存することの大切さを理解してほしい」と話した。


 明治末期から昭和にかけての香川県高松市塩江町の町並みや人々の暮らしなどを紹介する写真展が31日から、同町の町歴史資料館で開かれる。昭和初期に高松・仏生山地区から塩江地区までを運行した塩江温泉鉄道(ガソリンカー)をはじめ、観光客らでにぎわう温泉郷の様子など、往時の塩江の姿を伝える写真約90点を展示する。会期は31日、8月28日、9月25日の3日間。


 香川県高松市の画家・松山真理の個展が、同市塩江町の市塩江美術館で開かれている。自然からインスピレーションを受け、自身の中で湧き上がる感情を描き出したアクリル画20点を展示。色鮮やかで抽象的な表現によって、前向きな気持ちやエネルギーが伝わる内容となっている。8月28日まで。


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