坂出市民美術館は開館35周年を記念し、ゆかりの作家の作品を集めた「つながる2020夏のアート展」を香川県坂出市寿町の同館で開催している。猪熊弦一郎(1902~93年)らの油絵や日本画、彫刻など約60点を展示しており、来館者が見入っている。23日まで。入館無料。


 琴平町出身の新聞漫画家・和田邦坊が描いた絵画などを紹介するコレクション展「春かすみ・夏の夜風」の後期展が、香川県善通寺市大麻町の灸まん美術館で開かれている。遊び心あふれるタッチで描かれた作品などが並び、来場者の目を楽しませている。9月22日まで。


 香川県小豆郡土庄町で最期を迎えた漂泊の自由律俳人、尾崎放哉(1885~1926年)の資料を展示する土庄町の小豆島尾崎放哉記念館で、放哉の句を紹介する「俳句風鈴展」が開かれている。「咳(せき)をしても一人」などの代表作を中心に65の句が風鈴の短冊に記され、涼しげな音色とともに来館者を楽しませている。31日まで。


 映画「二十四の瞳」の舞台となった苗羽小学校田浦分校(現在の岬の分教場)で“おとこ先生”として親しまれた元教員、池田正輔(まさすけ)さん(1997年死去)が撮影した写真を紹介する展覧会が、小豆島町田浦の二十四の瞳映画村で開かれている。戦後間もない子どもたちの屈託のない表情や当時の生活様式などを伝えており、来場者の郷愁を誘っている。11月30日まで。


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