香川県三豊市詫間町の荘内半島に位置する大浜地区で、旧大浜小学校の校舎がスイーツ製造工場に生まれ変わり、脚光を浴びている。チョコレートや焼き菓子を製造し、インターネット通販を中心に併設の直売店でも販売。地域の雇用創出やにぎわいづくりに貢献しており、各自治体が苦慮している廃校活用、公共施設再配置の事例としても注目されている。


 独自の色彩感覚が評価を受ける香川県高松市出身の美術家・流麻二果の個展「讃岐の色 香川の色」が、同市屋島中町の四国村ミウゼアム内・四国村ギャラリーで開かれている。多彩な色を用いて屋島の風景を表現した油彩画の新作など21点を展示。建築家・安藤忠雄が設計したギャラリーを会場に、豊かでみずみずしい色彩空間が広がっている。2025年3月2日まで。


 大正~昭和前期の高松の観光パンフレットに焦点を当てた企画展「VIEW OF TAKAMATSU遊覧案内図にみる近現代高松の風景」が、香川県高松市昭和町の市歴史資料館で開かれている。栗林公園などの名所を描いた鳥瞰(ちょうかん)図を中心に115点が並び、かつての観光のあり方や高松の街の移り変わりを浮かび上がらせている。12月22日まで。


 四国計測工業(香川県仲多度郡多度津町)は、同社が開発した熟成促進装置を使って熟成させたホップを使用したクラフトビールを「Quad K Beer(クアッド ケイ ビア)」のブランド名で発売した。


 セトラスホールディングス傘下のセトラスフードテック(香川県坂出市)は、EC(電子商取引)事業に乗り出した。四国4県の逸品を取り扱うオンラインストアを10月末に開設。食品や日本酒、アクセサリーなどのほか、同ストアでしか手に入らない商品をラインアップ。作り手の思いや背景にあるストーリーも取り上げ、多様化するギフト需要に応えるとともに四国の魅力を発信する。


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