讃岐漆芸の祖・象谷の直筆スケッチ発見 170年前、細やかな筆致 県文化会館で展示
江戸末期の漆芸家で、讃岐漆芸の祖として知られる玉楮象谷(たまかじぞうこく)(1806~69年)の直筆の画帖(がじょう)(スケッチ)が、初めて見つかっていたことが14日分かった。幕末に流行した山水画が複数描かれおり、象谷が流行を学ぼうとしたことがうかがえる資料。画帖の木箱には蒟醤(きんま)の人間国宝・磯井如真(83~1964年、高松市出身)が、象谷の遺稿であることを示した記述がある。県美術コーディネーターの住谷晃一郎さん(65)は「象谷の直筆の画帖が見つかるのは初めて。約170年の時を経た発見で、細やかな筆致が見られる貴重な資料」としている。

