田植えが一段落する「半夏生(はんげしょう)」の1日夜、香川県小豆郡土庄町肥土山地区で稲に付く害虫を炎で追い払い、五穀豊穣(ほうじょう)を祈る伝統行事「虫送り」が行われた。地域住民らが火手(ほて)と呼ばれるたいまつを青田にかざしながらあぜ道を練り歩くと、揺らめく炎の列が浮かび上がり一帯は幻想的な雰囲気に包まれた。


 夏にクラシック音楽の魅力に触れて―。8月17~25日と来夏、香川県高松市玉藻町のレクザムホールなどで開かれる室内楽の祭典「アフィニス夏の音楽祭2024かがわ」。国内外のプロオーケストラのメンバー32人が集結し、公演に向けた練習を公開するほか、子ども向けの演奏会も開き、幅広い世代にクラシックの魅力を伝える。


 1877(明治10)年創業の菓子店、宗家くつわ堂(香川県高松市兵庫町)。長く愛される看板商品「瓦せんべい」は、讃岐和三盆の製造過程でできる白下糖に小麦粉、卵などを混ぜ合わせた生地を、職人が丁寧に20分ほど手焼きする。硬い焼きと口の中で広がる素朴な甘みが特徴で、香川を代表する菓子の一つとして、土産人気も集める。


 アジアの辺境を旅する店主が開いた、タイがメインのアジア料理店。定番メニューは現地の食堂の味を再現した「カオマンガイ」(1100円)。ほろほろ食感のゆで鶏と鶏をゆでただしで炊いたご飯に程よい辛さのタレが相性抜群。月替わりメニューもあり、現在はタイカレーが味わえる。


関連情報