香川県高松市の屋島山上で、山頂からの夕夜景と県の伝統的工芸品「讃岐提灯(ちょうちん)」の明かりを楽しむ香川大の学生によるカフェが16日に始まった。日中の蒸し暑さが残る中、宵闇に映える優しい光が幻想的な雰囲気を醸し出し、訪れた家族連れらに癒やしを与えている。31日まで、あと5回オープンする。


 竹ひごを編んで素地を作る「籃胎(らんたい)」を取り上げた作品展「籃胎展―網代(あじろ)の美しさに魅せられて―」が、香川県高松市番町の県漆芸研究所で開かれている。香川漆芸を代表する作家たちの作品や海外の漆器、工程見本を紹介。緻密な網代の編み目と色彩豊かな文様が来場者の目を引きつけている。9月8日まで。


 金刀比羅宮(香川県仲多度郡琴平町)の本宮や別宮など12棟の社殿群が15日、国の重要文化財に指定され、同日付の官報で告示された。明治初頭の神仏分離で仏教色を排し、神社として再興するため境内を再編しており、明治政府の宗教政策への対応を示す貴重な事例。社殿には独自の意匠が施され、渡り廊下など一連の施設と共に優れた景観を形成していることも評価された。


 「魅せる音楽エンターテインメント」をテーマに迫力の舞台を展開する米国の音楽集団「ブラスト!」の公演が9月6日、香川県高松市玉藻町のレクザムホール大ホールで開かれる。音だけでなく視覚的にも観客を楽しませ、感動を届ける。


 スロベニアの現代美術作家、ペテル・ツィウハの国内初個展「点の錬金術」が、香川県高松市松島町のホワイトキューブ高松つくもギャラリーで開かれている。同国のデジタルアートの先駆者として新たな試みを続ける意欲作9点を展示。25日まで。


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