史跡高松城跡・玉藻公園(香川県高松市玉藻町)内にある陳列館が、リニューアルオープンした。史跡の価値や魅力を分かりやすく伝えられるよう大型パネルやモニターを設置するなど展示内容の大半を変更、レイアウトを一新した。


 香川県小豆郡小豆島町坂手の坂手港前にある古い海運事務所を改装し、地元住民や観光客らが集える交流拠点が27日にオープンする。カフェを設けて食事などをゆっくり楽しんでもらうほか、将来的には地元産品などを活用した交流イベントを開催する予定。関係者は「坂手地区は高松や神戸と航路で結ばれている小豆島の重要な観光窓口。気軽に集まれる場所をつくることで、島全体の活性化につなげていきたい」と意気込んでいる。


 国の特別名勝・栗林公園(香川県高松市栗林町)で今秋、重要無形文化財保持者(人間国宝)の茂山七五三さん、大倉源次郎さんらを迎えて「栗林公園薪能(たきぎのう)」が催されることが決まった。かつて藩主の下屋敷があった商工奨励館西側の檜御殿跡(芝生広場)に紫雲山を背景とする野外の能舞台を設け、閉園後の静寂の中、歴代藩主もたしなんだ幽玄のひとときを演出する。


 幼児をモチーフにした「ぼうや」シリーズなどを手がけるアーティストのミズカ=香川県丸亀市出身=の個展「初音(はつね)」が、香川県高松市庵治町の歯ART美術館で開かれている。「大人の心の片隅にいる子どもの部分」を表現した「ぼうや」の立体造形や壁画、アニメーションが並び、心温まるひとときが生まれている。5月31日まで。


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