香川県仲多度郡琴平町出身の画家和田邦坊(1899~1992年)が絵札のイラストを手がけた「家庭カルタ」が、灸まん美術館(善通寺市大麻町)に寄贈された。カルタは家庭における教訓を題材に53(昭和28)年ごろに作られたもので、贈り主の男性は「子どもの頃遊んだ懐かしい思い出に浸ってほしい」と話している。


 地域の魅力発信に取り組む多度津町タウンプロモーション事業推進プロジェクト実行委員会は、町内のグルメや体験を題材にした冊子「NICE TADOTSU(ナイス・タドツ)」第4号を作製した。「たどりつく多度津(再)。たどつdeデート」をテーマに掲げ、四つのデートのモデルコースや宿泊施設などを紹介している。


 香川県高松市の洋画家・四宮金一(85)と次男で造形作家の龍(48)、孫の高松工芸高校美術科1年の慶(16)による作品を紹介する「四宮三世代展」が、坂出市駒止町のかまどホールで開かれている。それぞれの個性が光る絵画や造形が、作風の変遷や若者らしい感性の一端を伝えている。28日まで。


 香川県さぬき市前山の遍路関連の史料を収蔵する「おへんろ交流サロン」で、納経帳にスポットを当てた企画展が開かれている。江戸期から昭和期までの納経帳が並び、時代による違いなどを楽しめる。2月25日まで。


 四国八十八カ所霊場の札所で4月1日から、御朱印をもらう際に支払う「納経料」が30年ぶりに値上がりする。参拝者数の減少傾向や物価高騰に対応した措置。値上げ幅は100~200円で、納経帳に御朱印を受ける場合は200円増の500円となる。


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