香川県高松市のガラス作家杉山利恵の個展「Birth…then…Full」が、同市塩江町の市塩江美術館で開かれている。庵治石の粉末とオリーブの葉を原料に着色したガラスで波紋などを表現した作品が並び、みずみずしい空間を創り出している。22日まで。


 讃岐路に本格的な秋の到来を告げる金刀比羅宮(香川県仲多度郡琴平町、琴陵泰裕宮司)例大祭は10日夜、最大の呼び物「みこし渡御」が4年ぶりに営まれた。伝統の衣装に身を包んだ総勢約600人の長い行列が、本宮からの石段を厳かに下り、待ちかねた大勢の参拝客を歴史絵巻の世界にいざなった。


 香川の素材を用いた焼き物づくりで香川県陶芸界をけん引している伊藤信夫さん(70)=香川県高松市高松町=の古希を記念する個展が、11日から17日まで同市内町の高松三越美術画廊で開かれる。個展を前に9月下旬、伊藤さんが同市中野町の四国新聞社を訪れ、「作陶50年の集大成でありスタート地点。さまざまな表情をみせる青と白の作品を堪能して」と来場を呼びかけた。


 香川県仲多度郡まんのう町吉野の国営讃岐まんのう公園で、ふんわりモコモコとした姿が人気の植物コキアが紅葉し、見頃を迎えている。大規模な虫害のため例年ほど鮮やかではないが、淡い赤色のグラデーションが来場者を楽しませている。


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