香川県高松市亀水町の瀬戸内海歴史民俗資料館で制作が進められていた漁網のアート作品「そらあみ」が完成し、同館の展示室で公開されている。昭和時代の木造船や漁具などが並ぶ空間にカラフルなそらあみが浮かぶように張り巡らされており、瀬戸内の民俗資料と現代アートの“競演”が楽しめる。11月26日まで。


 2022年に93歳で死去した彫刻家で香川大名誉教授、池川敏幸さんの作品を展示する「池川敏幸彫刻美術館 トシユキ・ヒロミメモリアル工房」(香川県木田郡三木町氷上)が8月、「池川彫刻美術館」と改称し、10月から開館日を倍増した。


 弘法大師空海の母、玉依(たまより)御前ゆかりの地とされる香川県仲多度郡多度津町西白方の海岸寺で5日、空海の出家宣言の書物「三教指帰(さんごうしいき)」を題材にした舞台公演が開かれる。同町出身の音楽家土取利行さん(73)によるプロジェクト。軽妙な演技と音楽を通じて空海の教えを表現する。


 高松交響楽団(佐々木啓隆理事長)と、第5回高松国際ピアノコンクールファイナリストで香川県高松市出身の西本裕矢さん(21)が協演するコンサートが香川県内2会場で開かれる。12日が観音寺市のハイスタッフホール、26日は高松市のレクザムホールで実施。いずれもラフマニノフのドラマチックな「ピアノ協奏曲第2番」を取り上げ、感動的だったコンクールのファイナルを思い起こすような演奏を展開する。


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