香川県小豆郡小豆島町田浦の二十四の瞳映画村のギャラリー「KUROgO」で、81歳で初めて本格的に絵筆を握った同所出身の山本タミヱさん(2014年死去、享年102歳)=横浜市=の水彩画展が開かれている。小豆島の風景や動物などを愛らしく、味のあるタッチで描いた作品に来館者が見入っている。7月2日まで。


 江戸時代後期に行われた多度津藩庁の移転について紹介する常設展「多度津藩政資料を読む-多度津藩の引越し-」が、香川県高松市玉藻町の県立ミュージアムで開かれている。公的な記録類を展示しており、陣屋建設に伴い、丸亀城内の屋敷から現在の多度津町内に政治の拠点が移った歴史などをひもといている。7月10日まで。


 鮮やかな民族衣装と華麗な足さばきのコサックダンスなどで知られる「ウクライナ国立民族舞踊団」の公演(MIN-ON、四国新聞社など主催)が8月4日、香川県高松市玉藻町のレクザムホール大ホールで開かれる。戦禍の中においてもウクライナの文化を守り伝えようと、総勢52人の団員がステージを彩る。


 香川県丸亀市綾歌町のニューレオマワールド内のオリエンタルトリップに、人気漫画「ベルサイユのばら」の作者・池田理代子さんが監修したバラ園「レオマベルばらガーデン」がオープンした。6日には池田さんを招いてセレモニーを開催。登場キャラクターの「オスカル」や「アンドレ」をあしらった銅板モニュメントを除幕し、オペラ歌手としても活躍する池田さんが美声を披露した。


 小豆島町出身の作家・壺井栄(1899~1967年)の直筆原稿4点が、香川県小豆郡小豆島町田浦の二十四の瞳映画村内にある壺井栄文学館(大石雅章館長)で特別展示されている。平和や家族の大切さを描いた名作「母のない子と子のない母と」の草案とみられる原稿や、未完成で出版されていない作品など未公開のものばかり。来館者は、栄の優しさがにじむ丁寧な書体や推敲(すいこう)の跡に見入っている。9月7日まで。


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