香川県産オリーブの果実から採取した酵母を使った日本酒「さぬきオリーブ酵母清酒」が、2020年度の商品化から3年を迎えた。香川県内メーカー4社による22年度の国内出荷量は、初年度の1・5倍に成長。日本酒の国内出荷が減少傾向にある中でも、都市圏の飲食店を中心に需要を伸ばしており、酵母を開発した香川県酒造組合(川人裕一郎会長)は「オリーブの実の酸味が感じられる風味で、とても料理に合う日本酒。香川独自の地酒として認知度が高まっている」としている。


 おがた食研(香川県坂出市)の「薫る 骨付鳥」が、特産品利用で優れた成果を上げた食品を表彰する「優良ふるさと食品中央コンクール」(一般財団法人食品産業センター主催)の新技術開発部門で、最高賞の農林水産大臣賞を受賞した。


 瀬戸大橋の魅力を県内外に発信しようと、香川県は坂出市番の州緑町の瀬戸大橋記念公園に、写真撮影スポットになるアーチ型モニュメントを設置。橋の開通35周年に当たる10日に記念式典を行い、完成を祝った。


 774(宝亀5)年、讃岐国多度郡屏風ケ浦に生まれた弘法大師空海。生誕1250年目に当たる今年、香川県高松市玉藻町の香川県立ミュージアムで、空海の事績をしのぶ特別展「弘法大師空海生誕1250年記念特別展『空海―史上最強、讃岐に舞い降りた不滅の巨人』」(同ミュージアム主催、県教委、総本山善通寺、四国新聞社共催)が22日から開かれる。総本山善通寺(善通寺市)をはじめとする真言宗各本山の寺宝を網羅。国宝10件、重要文化財15件を含む60件を展示する。


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