香川の伝統工芸や地場産業を支える職人と多彩な分野のクリエーターらが連携し、高付加価値の製品を生み出すプロジェクト「SANUKI ReMIX(讃岐リミックス)」の第2弾の作品展示・販売が3日、香川県高松市の玉藻公園披雲閣で始まった。大勢の家族連れらが訪れ、讃岐桶樽(おけだる)や保多織などを活用した独創的な作品を楽しんだ。


 四国霊場71番札所・弥谷寺(香川県三豊市)から77番札所・道隆寺(香川県仲多度郡多度津町)までの7カ寺が3日から、新たに「季節の御朱印」の授与を始めた。基本的なデザインをそろえた上で寺ごとに異なる7色の御朱印を作成、7カ寺を巡る「七カ所まいり」を楽しんでもらう。


 しょうゆ蔵やつくだ煮工場が並び、「醤(ひしお)の郷(さと)」として散策コースとなっている香川県小豆島町苗羽の県道沿いに、約100年前に作られたしょうゆ造りの木桶(きおけ)と花こう岩を組み合わせた休憩所などを設けた公園「醤ロードパーク」が整備された。関係者は「伝統産業の歴史を感じられる場所として、観光活性化の一助になれば」と期待している。


 95歳の現在も意欲的に制作や指導を続ける現代彫刻家、速水史朗さん(香川県仲多度郡多度津町)の個展が5日から、坂出市駒止町のかまどホールで開かれる。新作の石彫2点をはじめ、瓦粘土を使ったオブジェの瓦シリーズや抽象画など計約120点を展示する。27日まで。


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