香川県観音寺市の夜の街を散策するアートイベント「よるしるべ」(同実行委員会主催)が28日夜、旧観音寺町商店街エリアで始まった。新型コロナウイルスの影響で、開催は3年ぶり。4組のアーティストらが展開する映像や明かりの作品が寺院や商店街などを幻想的に彩っている。


 観音寺総合高校(香川県観音寺市天神町、藤原裕樹校長)の総合学科商業系列の3年生22人が、旅行会社と連携して瀬戸内国際芸術祭秋会期の会場となっている伊吹島を訪れる観光ツアーを企画し、29日、11月5日の2回実施する。生徒たちは瀬戸芸作品や名所旧跡を案内するガイドも務め、「伊吹島の魅力を伝え、楽しんでもらえるように頑張りたい」と張り切っている。


 さまざまな人形劇団が一堂に集う「とらまる人形劇カーニバル」(同実行委主催)が28日、香川県東かがわ市西村のとらまるパペットランドで開幕した。初日は5公演が行われ、来場した子どもらは人形たちが紡ぐ物語の世界を満喫し、笑顔がはじけた。30日まで。


 観音寺市の琴弾八幡宮がある琴弾山の山上の高灯籠が今月末から11月初旬の4日間、ライトアップされる。高灯籠はかつて銭形砂絵「寛永通宝」と共に観音寺のランドマークだったとされ、近年は周囲に生い茂った雑木に埋もれてしまっていたが、地元の住民団体の要望で一部樹木の伐採が実現。再び観音寺港周辺の市街地から眺めることができるようになり、明かりをともして往時の風景をよみがえらせる。


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