「萩寺」として親しまれる西讃のハギの名所、香川県観音寺市大野原町の萩原寺で、赤紫や白色のハギの花が見頃を迎えた。直径1センチほどの花をつけた細い枝がしだれ、境内を吹き渡る風に揺れている。23日には「萩まつり」(同実行委員会主催)が3年ぶりに開かれる。


 丸亀市が四国化成工業などと連携して、香川県丸亀市福島町のみなと公園で整備していた憩いの空間「パークレット」が完成し、20日に関係者にお披露目された。「瀬戸内国際芸術祭2022」の秋会期中には丸亀にちなんだグルメの提供やワークショップなどのイベントを社会実験として実施。瀬戸芸の会場となる本島と丸亀港を行き来する観光客らを誘導し、「街なか」の新たなにぎわい創出につながるか検証する。


 フィンランドのリエクサ国際コンクールユーフォニアム部門で日本人として初めて優勝し、国内外から注目を集める佐藤采香(あやか)(29)が24日、地元高松市でリサイタルを開く。実力ある若手奏者を取り上げる東京オペラシティ文化財団の企画。2年前にスイス留学を終えて日本で本格的に活動する佐藤に、楽曲構成のポイントや近年の取り組みについて聞いた。


 香川県三豊市出身の日本画家、福本百恵さん(38)の作品を集めた特別展「福本百恵日本画展」(中津万象園保勝会主催)が17日、丸亀市中津町の中津万象園・丸亀美術館で始まった。伝統技法を受け継ぎつつ、現代的に色彩豊かに仕上げた約70点を展示。中には出身の名古屋芸術大学(愛知県北名古屋市)の学生らと共に国の伝統的工芸品の丸亀うちわを画材にした意欲作もあり、来場者の注目を集めている。11月27日まで。


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