幅広いジャンルのミュージシャンが一堂に集う「高松ミュージックブルーフェス2021スペシャル」が20、21の両日、香川県高松市のサンポート高松などで開かれる。県内外で活動する37組が集結し、春の気配が漂う瀬戸内の風景を心地よいサウンドで包み込む。


 香川県善通寺市の総本山善通寺(管智潤法主)で、涅槃桜(ねはんざくら)が見頃を迎えた。釈迦(しゃか)が入滅した旧暦2月15日ごろに開花することから涅槃桜と呼ばれ、薄いピンク色の花や甘い香りが参拝客らを楽しませている。見頃は20日ごろまで。


 香川出身の声楽家でつくる「瀬戸内オペラダージョ」の第4回公演「ヴィーヴァ!モーツァルト」が21日、香川県高松市のサンポートホール高松第2小ホールで開かれる。今回はモーツァルトの初期から晩年までの曲を取り上げ、華やかな歌声と喜劇的な演出でその生涯を表現する。


 若い人の視点で香川の歴史や画家らを紹介しようと、香川県立ミュージアム(香川県高松市玉藻町)の高校生ボランティア10人が、動画やリーフレットを制作した。同館の担当者は「コロナで状況が変わる中、学生たちが手探りながら自分で一から考えて制作した」とした上で、「大人にはとても考えつかない仕上がりになっているので、広い年代の人に見ていただきたい」と話している。


 日本工芸会による公募展の受賞作などを集めた「日本伝統漆芸展」が15日、香川県高松市紺屋町の同市美術館で始まった。ベテランから新進気鋭の作家による精緻な意匠を凝らした83点が、訪れた人たちを魅了している。27日までだが新型コロナウイルスのまん延防止等重点措置などのため、19~22日は休館する。


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