薬師院(香川県坂出市林田町)に伝わる印章などを紹介する企画展が27日、高松市塩江町の塩江町歴史資料館で開かれる。昨年、同院で新たに発見された第30世の小田耕岳中僧正(1853~1922年)が愛用した印章を中心に、掛け軸や書簡など約150点を展示する。


 2021年度の高松市文化奨励賞(新人部門)を受賞した小学校講師で金属工芸家の中條新さん(25)=香川県高松市牟礼町=の作品展が、香川県高松市常磐町の瓦町FLAG8階・市民交流プラザIKODE瓦町アートステーションで開かれている。銅や銀、真ちゅうといった金属で作られた花器やつぼなどの力作約30点が展示され、来場者の目を楽しませている。27日まで。


 イタリア出身で香川県三豊市在住の彫刻家ルカ・ローマ(49)の個展「THE SPIRAL―A NEW JOURNEY(ザ スパイラル ア ニュー ジャーニー)」が、香川県高松市塩江町の高松市塩江美術館で開かれている。螺旋(らせん)模様にインスピレーションを受けた木の彫刻を中心に約20点を紹介。躍動感とエネルギーに満ちた空間が広がっている。3月27日まで。


 屋根のない2階建て観光バス「オープントップバス」の導入に向け、マルイ観光バス(香川県高松市)が実証運行を行っている。JR高松駅を発着点に瀬戸大橋や三豊市の父母ケ浜などを巡り、走行時の安全性やツアーの内容を検証。瀬戸内国際芸術祭が始まる4月にも、同バスを目玉とした定期観光路線の開設を予定している。四国運輸局によると、屋根のない2階建て観光バスは香川県内初という。


 丸亀市は21日、香川県丸亀市一番丁の丸亀城で観光庁が推進する「城泊」事業を実施する方針を明らかにした。観光客らを城内に宿泊させる試みで、場所はイベント会場などとして活用されてきた延寿閣別館を想定。日本文化が体験できる場所として滞在型観光の誘致を強化するほか、文化財保護のための資金調達につなげる。2024年度からの受け入れ開始を目指す。


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