歴史的・文化的に重要な日本の古道を選んだ「歴史の道百選」を広く知ってもらおうと、文化庁が詳しいルートを記した地図をインターネットで公開している。昨年10月に36件を追加選定した後「現地を訪れたい」との問い合わせが相次いだためで、文化庁は「安全に配慮しつつ、歴史散策を楽しんでほしい」としている。


 観音寺市は、「天空の鳥居」として知られる高屋神社本宮(同市高屋町)への参道となる林道の交通渋滞や事故の抑止対策として、8月に市中心部と往復する有料のシャトルバスを運行する実証実験を行う。当初は4月29日~5月10日に計画していたが、新型コロナウイルスの感染拡大で延期していた。コロナ禍の収束が見通せない中、3密を避けるなどの感染防止対策を講じてリスクを軽減した上で実施に踏み切る。


 現在は陸続きの瀬居島を含め、与島など香川県坂出市の五つの島を観光船で巡るツアーが8月10日に開催される。大正末期から60年余りにわたって、坂出と島々を結び運航していた旧連絡船「千当丸」の足跡をたどる内容で、普段は行けない絶景スポットや名物料理を通じて、島の移り変わりを体感してもらう。


 香川県三豊市詫間町の沖にある粟島の宿泊施設「ル・ポール粟島」を舞台に、瀬戸内圏在住の若手芸術家たちが粟島の自然をモチーフにした作品を制作し、島内外の人たちに広く鑑賞してもらおうというアートプロジェクトが始動した。若手芸術家支援の新たなモデルにと、客室に作品を展示し「アートルーム」として宿泊料の一部を作家に還元する。作家たちは19日から20~22日にかけて島に滞在して創作。展示期間は2021年7月19日までを予定している。


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