讃岐漆芸の表現の幅を広げた漆芸家で、昨年11月に死去した蒟醤(きんま)の重要無形文化財保持者(人間国宝)太田儔の作品展が、県文化会館(高松市番町)で開かれている。身の回りの自然を絵画的に表現した作品をはじめ、素地を作る際に用いた木型も並び、太田が生涯をかけて追究した技を紹介している。22日まで。


 三豊市財田町の道の駅「たからだの里さいた」に併設する温浴施設・日帰り温泉「環(たまき)の湯」の露天風呂の改修が完了した。浴槽のヒノキを新調し、木の香りでリラックスしようと多くの利用者が訪れている。


 坂出緩衝緑地管理事務所は、坂出市の番の州公園にあるバラの花壇をリニューアルした。瀬戸内国際芸術祭で沙弥島に展示された「そらあみ」のように漁網を70メートルにわたって張り巡らせ、そこにバラのつるが巻き付くようにするなど見せ方に工夫した上、著名なローズソムリエに品種選定を依頼した。5月には装い新たに人気企画のバラ祭りを開く予定。


 日本工芸会による公募展の受賞作を集めた「第37回日本伝統漆芸展」が14日、高松市紺屋町の市美術館で始まった。漆芸界の重鎮から新進作家までの作品が並んでおり、伝統工芸の技と表現の可能性を見て取ることができる。29日まで。


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