高松、直島、琴平などの主要観光地に加え、小豆島や郊外の大型商業施設にも大勢の外国人観光客が訪れていることが、国の地域経済分析システム「RESAS(リーサス)」の解析で明らかになった。1万人以上が滞在したとみられるスポットは2年前の13カ所から20カ所に拡大。インバウンド(訪日外国人客)の増加に伴い、外国人の関心や行動範囲が広がり、県内各地で新たな人気スポットが生まれているようだ。


 外国人客の訪問先が広いエリアに広がっていることが国の地域経済分析システム「リーサス」で分かった。瀬戸内国際芸術祭で知名度が上がった島しょ部やインスタ映えスポットへの関心が誘客につながり、大型商業施設や宿泊施設にも波及効果が出ている。観光関係者らは満足度を高めるサービスに力を入れ、リピーターの獲得や口コミの拡散に期待を寄せている。


 恋人や家族と夕日や瀬戸大橋を眺めながら語り合う―。そんなシチュエーションにぴったりなスポット「道の駅恋人の聖地うたづ臨海公園」(宇多津町)。牛島や本島など塩飽の島々も見渡すことができ、ウオーキングやランニングのスポットとしても人気を呼んでいる。


 白方の魅力、来て見て楽しんで―。たどつまち歩きの会は、多度津町白方地区の見どころを紹介するマップを作成した。地区の深い歴史を感じられる特選スポット6選のほか、飲食店や寺社などの情報を掲載している。同会は「白方はエピソードが豊富で瀬戸内海を望む景色も美しく、地区を巡るのに利用してほしい」としている。


関連情報