暮れゆく瀬戸内海を眺めながら音楽や大道芸、食を楽しむ夏のイベント「SETOUCHI SUMMER NIGHT FESTIVAL 2019」が7月20日から8月4日までの16日間、高松市のサンポート高松で開かれた。会場は連日、大勢の家族連れや若者らでにぎわい、穏やかな潮風に揺られながらステージショーを堪能。心地よい夏の夕涼みを満喫した。


 香川県都の夏を彩る「第54回さぬき高松まつり」(高松市、高松まつり振興会主催、四国新聞社、西日本放送など協賛)は12~14日までの3日間、高松市中央公園をメイン会場に開かれる。ものすごくを意味する「ものっそ」を合言葉に、お笑い芸人のライブなど注目イベントがめじろ押し。花火大会では8千発の大輪が咲き乱れ、フィナーレを飾る総おどりでは約3300人の踊り子が乱舞する。


 香川県観光協会は、国内外のサイクリスト(自転車愛好家)に地域の魅力を感じながらサイクリングを楽しんでもらおうと、「県サイクリングマップ(全県エリア版)」を作製した。2017年度にマップを作った小豆島に加え、新たに高松、東讃、中讃、西讃でルートを設定。既に設けている海岸線コースを合わせると、目的やスキルに応じて利用できる。JRや琴電の主要駅、道の駅などで配布している。


 香川県高松市出身の写真家で「瀬戸内国際芸術祭2019」公式カメラマン、宮脇慎太郎の個展「霧の子供たち」が灸まん美術館(善通寺市大麻町)で開かれている。日本三大秘境の一つとされる徳島県三好市の祖谷地区をテーマに、風景や集落の暮らし、歴史を伝える作品を紹介している。20日まで。


 アジア最大規模のアカペラの祭典「ボーカルアジアフェスティバルin香川・高松」(香川県など主催)が9日から12日まで、香川県高松市玉藻町のレクザムホールや瀬戸内国際芸術祭の会場である瀬戸内海の島々で行われる。アカペラの国際コンクールのほか、英国の人気グループによるコンサートなどが繰り広げられ、瀬戸内を美しいハーモニーで包み込む。


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