国の伝統的工芸品である香川漆器を展示販売する「香川の漆器 伝統工芸士まつり」が17日、香川県高松市の栗林公園商工奨励館で始まった。今回は香川漆器と、能登半島地震で甚大な被害を受けた石川県輪島市の伝統工芸「輪島塗」がコラボレーションした手鏡とぐい飲み計6点を初披露。両県の匠(たくみ)の技を結集した逸品が、来場者を魅了している。21日まで。


 讃岐獅子頭など秋祭りにまつわる祭礼用具を集めた展示「まつりを彩るさぬきもん」が、香川県高松市大工町の讃岐おもちゃ美術館shop内ギャラリースペースで開かれている。迫力ある獅子頭や、獅子の胴部分である油単などが並び、訪れた家族連れらが興味深そうに見入っている。23日まで。


 どぶろく造りで知られる香川県三豊市豊中町の宇賀神社(大宮良平宮司)で17日、今秋に醸造したどぶろくの口開け式が行われ、氏子らが乳白色の新酒の出来栄えを確かめた。19、20両日に開催される秋大祭で参拝者への振る舞いがある。


 福武財団(香川県直島町)は12日、来春に同町でオープン予定の美術館「直島新美術館」の展示作家を発表した。蔡国強(中国)や村上隆(日本)、ソ・ドホ(韓国)ら現代アート界をリードするアジア出身の11人(組)が名を連ねた。開館に合わせて記念展覧会を開き、新作や代表作を中心に展示する。


 高松市美術館(香川県高松市紺屋町)の学芸員の仕事体験企画に参加した中学生が選んだ現代アートを紹介する「カラーダンシング?!―13歳が選んだ時をかけるアートたち」が同館で開かれている。生徒たちのみずみずしい感性と通ずるような、表現の自由さにあふれた作品が会場を彩っている。12月26日まで。


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