瀬戸内海国立公園の父と称される小西和(かなう)(1873~1947年)の直筆書簡が新たに見つかった。東かがわ市歴史民俗資料館(香川県東かがわ市引田)が同公園指定90周年記念として開催している企画展「玉藻の海の賜物(たまもの)」で初公開されている。書簡は外国から帰国中、太平洋を横断する船上から同郷の友に郵送した絵はがきで、小西の交友関係を示す貴重な資料となっている。


 5年ぶりに開かれた37回四国こんぴら歌舞伎大芝居。期間中は色とりどりののぼりが来場者を迎え、街並みを彩った。のぼりを1985年の第1回公演から手がけているのが琴平町の工房「染匠 吉野屋」。香川県の伝統工芸「讃岐のり染」の技法を用いて鮮やかな色合いを演出している。この技法をトートバッグの色付けに応用し、オリジナル・バッグを制作しようという体験制作が人気を集めている。


 サイモン&ガーファンクルやオスカー・ピーターソン―。往年の洋楽バンドやジャズ奏者をテーマにした新作ドキュメンタリー映画4作品を紹介する「特選 音楽映画特集」が31日から香川県高松市亀井町のソレイユ2で行われる。現代のミュージシャンに多大な影響を与えた「レジェンド」たちの魅力が一度に味わえる。


 江戸期以降に使われていた道具から人々の「おでかけ」に着目した収蔵品展「おでかけ展」が、香川県高松市昭和町の市歴史資料館で開かれている。野弁当やびょうぶ、書など約50点が並び、日常にささやかな変化を求めた昔の人たちの思いを感じることができる。6月30日まで。


 香川県高松市のガラス作家杉山利恵とイラストレーターうにのれおなの初のコラボレーション展が、25~27日と6月1~3日に同市松福町のガラス工房「Rie Glass Garden」ギャラリーで開かれる。瀬戸内の情景をあしらった青や緑色のグラスなど約100点が並び、2人のほのぼのとした世界観の融合が楽しめる。


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