刀や扇を持ち、詩や和歌に振り付けして舞う剣詩舞道の流派の一つ「水心黎明(れいめい)流」の公演「心の舞」が21日、香川県高松市玉藻町のレクザムホール小ホールで開かれる。高校生から80代までの約80人が、さまざまな歌に合わせて約40演目を披露する。公演は16回目。


 香川県さぬき市北部に位置する大串半島を舞台としたリレーマラソンが5月25日に初めて開催される。野外音楽広場「テアトロン」(香川県さぬき市鴨庄)を発着点に約2キロの起伏に富んだ往復コースでたすきをつなぐ。専用フォームで5月6日まで参加者を募集している。


 香川県丸亀市は今月20日から、毎月20日の離島航路の旅客運賃を無料にする。島の観光促進や住民生活の利便性向上が目的。また、市は既に毎月20日に市内を走るコミュニティバスを無料運行しており、船とバスの相乗効果で公共交通の利用拡大を図っていく。


 香川県小豆島町出身の作家・壺井栄(1899~1967年)の直筆原稿などを紹介する企画展が、同町田浦の二十四の瞳映画村内にある壺井栄文学館(大石雅章館長)で開かれている。子どもへの愛情などをテーマに描いた名作「母のない子と子のない母と」の原稿用紙には何度も推敲(すいこう)した跡が残っており、来館者は家族の大切さや平和を強く願う栄の思いがにじんだ丁寧な書体に見入っている。5月12日まで。


 香川県内に息づく伝統的な職人の手仕事に焦点を当てた企画展が、香川県高松市亀水町の瀬戸内海歴史民俗資料館で開かれている。第1弾として、香川の伝統的工芸品「讃岐のり染」を紹介。1804(文化元)年創業の大川原染色本舗(同市築地町)が手がける色鮮やかな大漁旗やのれん、油単など約80点が並び、革新を重ねながら受け継がれる技を伝えている。5月19日まで。


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