旅行大手のJTBは2日、高松市中央卸売市場(香川県高松市瀬戸内町)内に観光交流拠点「SICS(シックス)サステナブルラウンジ」をオープンする。市場という立地を生かし、廃棄されてしまう未利用魚や規格外の野菜を活用した飲食店「クセモノズ」と、地域と観光客をつなぐ交流スペースを運営。市場のにぎわいづくりに貢献する。


 香川県漆芸研究所が2022年度以降に寄贈を受けた作品を紹介する「新収蔵作品展」が、香川県高松市番町の県文化会館で開かれている。重要無形文化財保持者(人間国宝)の磯井如真(1883~1964年)や音丸耕堂(1898~1997年)ら香川漆芸を代表する漆芸家9人の盆や箱、漆額など17点を展示。受け継がれる伝統の技の一端をうかがい知ることができる。19日まで。


 香川県三豊市で古くから続き、財産や権勢のあった「豪家(ごうか)」について紹介する企画展「三豊の豪家 vol.2」が同市山本町の市文書館で開かれている。合併前の旧7町のうち三野、豊中、仁尾で登録有形文化財に近年指定された居宅を中心に文書や写真をパネルで紹介し、往時の繁栄ぶりを伝えている。5日まで(3日休館)。


 香川ゆかりのプロ奏者を中心につくる管弦楽団のコンサート「樂藝賓(がくげいひん)オーケストラプロジェクト」が4日、香川県高松市のサンポートホール高松で開かれる。指揮を同市のクラリネット奏者で香川音楽連盟理事長の石川孝司が務め、バッハやベートーベンら幅広い層が楽しめるクラシック曲を響かせる。


 香川県高松市出身の音楽家・岡野弘幹さん(59)=大阪府=が18日、音楽舞台「第8回響命~宙への祈り~Ⅱ 高松公演」を高松市の栗林公園掬月亭前の特設ステージで行う。岡野さんがインディアンフルートの情緒ゆたかな音色を響かせ、弦楽器「ライアー」や舞などのアーティストと共に宇宙を連想させる壮大な世界観を表現する。


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