香川県東かがわ市帰来の私設公園「芝桜富士」でシバザクラが見頃を迎えている。山の斜面に植えられたピンク色や白色など13万株が陽光を浴びて光り輝き、一面に広がる花のじゅうたんが来園者を魅了。山頂奥には木製ブランコが今季新たにお目見えし、早くも人気スポットとなっている。


 香川県小豆郡小豆島町田浦の二十四の瞳映画村に、同町出身の作家・壺井栄(1899~1967年)の代表小説「二十四の瞳」にちなんだ12匹のこいのぼりが掲げられている。満開を迎えて黄色く染まった菜の花畑の上で、潮風を受けて春空を悠々と泳ぐ様子に、観光客らが見入っている。5月6日まで。


 香川県坂出市府中町の県埋蔵文化財センターで、県内で出土した弥生時代の土器などを紹介する収蔵品展「分銅形土製品と絵画土器」が開かれている。江戸時代の分銅の形に似ていることから名付けられた「分銅形土製品」と、動物などが描かれた「絵画土器」が並び、当時の人々の営みを今に伝えている。5月17日まで。


 科学の見識を生かして独自で開発した釉薬(ゆうやく)を用い、「輝き」をテーマにセラミック作品を制作している石川県出身の現代美術家・中村元風さん(68)の個展が、5月15日から香川県高松市内町の高松三越新館5階催物会場で開かれる。個展を前に中村さんが同市番町の四国新聞社を訪れ、作品に込めた思いなどを語った。


 洋画家猪熊弦一郎(1902~93年)が米ニューヨーク時代に撮影した映像を紹介するコレクション展「フィルムと絵画」が、香川県丸亀市浜町の市猪熊弦一郎現代美術館で開かれている。アトリエなどの窓越しに撮った動画が並び、猪熊が興味・関心を寄せた対象やモチーフを想像することができる。6月2日まで。


関連情報