香川県民による文化芸術の祭典「かがわ文化芸術祭2024」の実行委員会が、本年度の開催概要を発表した。主催事業では県内トップレベルの高校生らが音楽や演劇など百花繚乱(りょうらん)のステージを繰り広げる「かがわジュニア舞台芸術祭(仮)」がメイン。県内の団体、個人が企画する参加公演・行事は10月31日まで募集する。芸術祭の会期は10月1日から12月31日まで。


 JR四国(香川県高松市)は、タクシー配車システム開発の電脳交通(徳島市)と共同で、特急列車内から降車駅で乗るタクシーを事前に手配できる新サービスの実証実験を24日から行う。香川、愛媛両県で停車する6駅が対象。利用者はスマートフォンで列車内のQRコードを読み込み、専用ページから地元タクシー事業者の車両を予約する。ドライバー不足の中で円滑な乗り継ぎを目指す取り組みで、今後、四国全域での事業化を検討する。


 高松交響楽団(佐々木啓隆理事長)の第130回定期演奏会が23日、香川県高松市玉藻町のレクザムホール大ホールで開かれる。ソリストに昨年の第5回高松国際ピアノコンクール2位のピアニスト青島周平(神奈川県出身)を招へい。ラベルやサンサーンスらフランスの作曲家の洗練された名曲を響かせる。


 光、時間、情報、動きの非物質的な要素をモチーフにした作品を取り上げるコレクション展「うつしとる」が、香川県高松市紺屋町の市美術館で開かれている。捉えがたい対象に向き合う作家たちの絵画や映像、陶芸作品が並び、想像を刺激する空間が広がっている。7月7日まで。


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