季節外れの「夏日」が各地で観測される中、標高927メートルの山上は秋色に染まり、紅葉が一番の見頃を迎えた。四国霊場66番札所・雲辺寺では、色づいたモミジが頭上を覆い、参拝客は移ろう季節を感じながら木漏れ日が差す参道を行き交っている。(3日撮影)


 街の交流エリアでゆったりと秋の夜長を楽しむイベント「さかいで輝(あき)ノ夜」が3日、香川県坂出市久米町の坂出緩衝緑地で始まった。来場者は、竹明かりで幻想的に照らされた遊歩道を散策し、連休初日の夕べを思い思いに満喫した。


 香川の伝統工芸や地場産業を支える職人とクリエーターが連携し、新たな価値を生み出すプロジェクト「SANUKI ReMIX(讃岐リミックス)」の第3弾が3日、香川県高松市玉藻町の玉藻公園で始まった。缶詰をかたどったブースの中に、ものづくりに込めた職人の精神をクリエーターが表現したインスタレーションが並び、訪れた人の感性を刺激している。12日まで。


 黒板アートでまちおこしを進めている香川県善通寺市で3日、新アートイベント「黒板街」が開幕した。工場跡やスナック跡を会場に、人気黒板アート作家・すずきらなさんの絵とプロジェクションマッピングを組み合わせた作品や、地元高校生と共同制作した巨大作品などを展示。レトロな街並みに溶け込むような懐かしさや、やがて消されるはかなさを感じさせる色鮮やかなチョーク画が、来場者を引きつけている。12月3日まで。


 香川県高松市亀水町の瀬戸内海歴史民俗資料館で制作が進められていた漁網のアート作品「そらあみ」が完成し、同館の展示室で公開されている。昭和時代の木造船や漁具などが並ぶ空間にカラフルなそらあみが浮かぶように張り巡らされており、瀬戸内の民俗資料と現代アートの“競演”が楽しめる。11月26日まで。


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