香川県善通寺市の総本山善通寺で11月4日、弘法大師空海御誕生1250年祭の一環として、奉祝コンサート「空海」(同実行委主催)が開かれる。高松市出身のサウンドアーティスト・岡野弘幹さん=大阪府=とシンセサイザー奏者・喜多郎さんが出演。世界各地で展覧会を開いている書画家・小林芙蓉(ふよう)さんが音楽に合わせて特別揮毫(きごう)を行う。


 秋に日本列島を南下する渡りチョウのアサギマダラが、香川県観音寺市木之郷町の「木之郷フジバカマ園」に飛来した。フジバカマはチョウが花の蜜を好む秋の七草の一つで、「一株オーナー」らの観察会も開かれ、80人が優雅に舞うアサギマダラを写真に収めたり、交流を楽しんだりした。今月いっぱいは花の周りを飛び交う姿を見られそうという。


 琴平町出身で画家や小説家などとマルチに活躍した和田邦坊(1899~1992年)の足跡を写真や作品で振り返るコレクション展が、香川県善通寺市大麻町の灸まん美術館で開かれている。今回は、邦坊ゆかりの企業や個人が所蔵する絵画を初公開。迫力のある板戸絵や県内観光地のにぎやかな様子を描いた風景画などが並び、邦坊の多彩な才能に触れることができる。11月13日まで。


 四国水族館(香川県宇多津町浜一番丁)で、ケープペンギンのひなが今年も1羽誕生した。昨年生まれた「せと」のきょうだい。ひな特有の灰色をした綿羽に覆われており、お父さん鳥やお母さん鳥に抱かれながら、すくすくと成長している。


 歴史や自然、文化など高松市の魅力を市民がプロデュースして発信する「高松まちかど漫遊帖」(同実行委主催)の秋編が同市内で開かれている。今回は「古きをたずね 新しきを知る秋」をテーマに、香東川沿いの散策や「勝賀城跡」を目指す山登り、古墳巡りと野だてを楽しむものなど計24コースを用意。和菓子やうどんなどを作る体験メニューもある。


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