小豆島霊場2番札所・碁石山 香川県小豆島町苗羽 数百年の信仰息づく霊峰 読経響く岩窟の中の本堂
山全体が札所として信仰を集める小豆島霊場2番・碁石山(ごいしざん)(標高300メートル)。山の地形を利用した山岳霊場の一つで、白い凝灰岩と黒い溶岩石によって山肌が碁盤の目のように見えることからその名が付いたとされる。本堂では数百年以上にわたって護摩祈祷(ごまきとう)が行われ、本尊がある崖側では絶景が望めると聞いた。早速フェリーに乗り込み、同霊場堂守(どうもり)の大林慈空さん(47)の案内で、霊峰に伝わる長い歴史を学んだ。