香川県高松市の洋画家・四宮金一(85)と次男で造形作家の龍(48)、孫の高松工芸高校美術科1年の慶(16)による作品を紹介する「四宮三世代展」が、坂出市駒止町のかまどホールで開かれている。それぞれの個性が光る絵画や造形が、作風の変遷や若者らしい感性の一端を伝えている。28日まで。


 香川県さぬき市前山の遍路関連の史料を収蔵する「おへんろ交流サロン」で、納経帳にスポットを当てた企画展が開かれている。江戸期から昭和期までの納経帳が並び、時代による違いなどを楽しめる。2月25日まで。


 四国八十八カ所霊場の札所で4月1日から、御朱印をもらう際に支払う「納経料」が30年ぶりに値上がりする。参拝者数の減少傾向や物価高騰に対応した措置。値上げ幅は100~200円で、納経帳に御朱印を受ける場合は200円増の500円となる。


 香川県東かがわ市松原の白鳥神社に隣接する県指定有形文化財「猪熊家住宅」(通称猪熊邸)は、1664(寛文4)年に同神社再興に伴い京都から招かれた神官・猪熊兼古(かねふる)の住宅として整備された。兼古が讃岐を訪れて今年で360年。節目の年に改めて同市の歩みをたどろうと、猪熊邸と同市引田の市歴史民俗資料館に足を運んだ。


 能楽公演「日本全国 能楽キャラバン!in香川」(能楽協会、観世九皐会主催)が24日、香川県高松市玉藻町のレクザムホール小ホールで開かれる。狂言師で重要無形文化財保持者(人間国宝)の野村万作と萬斎、裕基の三代のほか、同市出身の能楽師の伶以野(レイヤー)陽子らが出演する


関連情報